あどはどっ~徒然なるADHD日記~

ADHDの人向けの知恵や日記、徒然なるままにつづっています。

読書の話⑤

久しぶりにブログを書いてみんとすなり。

 

今日は本の紹介。

 

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる  「繊細さん」の本

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本

  • 作者:武田友紀
  • 発売日: 2018/07/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

突然母親が今日プレゼントしてくれた本だ。

発達障害は何らかの特性に特化していることが多い。

 

私であれば聴覚過敏、未来予測というものである。

 

前の職場では聴覚で雑談も拾うわ重要秘密事項も拾うわ、

新しい人が来れば

 

「ここは多分ミスするなあ」

「これは伝えるべきだ」

 

と穴埋めに気が回ったりしていた。ちなみにミスはだいたい当たった。

 

もう失敗してもよくない?

 

この本では非・繊細さんならどこまで行動するとするかを考えてみようとある。

 

私がフォローしていだのは、先輩方が教えなかった穴だ。

 

だが、どうだろう。

だれしもが失敗してまなぶことがある。  

 

私たち繊細さんにもにもフォローするかしないかの選択肢はあるわけだ。

 

1回目の失敗なら怒られはしない。

 

放置するのも、長い目で見ればその人のためではないだろうか。

 

めっちゃ頑張った

 

私は多分「繊細さん」の部類に入る人間である。

 

私はピッキングの仕事をしていた(鍵を開ける訳では無い)

 

未来予測から、伝票の大量処理をしなければ誰も面倒くさがって手伝ってくれないことを観察し、理解していた。

 

伝票が少なくなれば、皆「ま、こんくらいならやろうかな」と動き出す。

 

だから、1人で大量の伝票を捌き続けた。

 

助けても言わず、ODを繰り返しながら頑張った。

それがおかしいことだと全く気づかなかった。

 

頑張るのが当たり前だと思っていたからだ。

その果てに…

 

動けなくなる

 

ある日、私は動けなくなった。

 

伝票は手元にあるし、やり方は分かるのに体が動かない。

早退した。

 

その後、また何とか動けるようになった訳だが、次の日動けなくなるのが予期できたので有給を申請した。

 

「また休むの?」

 

と上司はいった。

 

「急用(休養)入ったんで」  

 

それが私の最後だった。

頑張りすぎたが故に、私は誤解されたのだ。

 

「もっと頑張れると」。

 

ゴリラ上司と殻

 

話を少し遡ると、私の昔の上司は体育会系で、私は嫌われていた。

 

スタンプの場所を押し間違えたとき、呼び出された。

 

「どうしてまちがえたんだ?」

 

わざとじゃありません。ごめんなさい。

私はじぶんのことばがいえなかった。

言い訳くさいがただでさえADHDである。

やりかねないのは仕方ないと思う。

 

相手がもとめていることばがわからなかった。

 

「すみません、以後気をつけます」

 

それが私が予測した相手の納得する回答だった。相手が喜ぶガチャを必死でひいた。

 

繊細さんの本は、自分の意見を恐れず伝えることを推奨している。 

 

相手に合わせた殻を被ってしまうことになりかねないからだ。

 

例えばのんびり屋さんがテキパキ動くとする。

そうするとテキパキするあなたが好き!という人が集まって、本来の自分を出せなくなるのだ。

 

そうして、私は少しずつ薬と周囲のプレッシャーで壊れていった。

 

伝票が減らないと手伝ってくれない配送の人は言った。

 

ピッキングがあなたの仕事でしょ」

 

もう限界なんだよ。薬いっぱい飲んでるんだよ。 

私はそれを理解していなかった。

 

脳を壊すな、自分らしく生きろ

 

現在はヘルパーさんや訪問看護に頼る現状である。

 

休職し、退職してから私は少しずつ動けなくなっていった。

多分ODと適応障害のせいだ。すぐに無理をすればまた発熱する。

 

 この本は発達にも応用がきく本だ。

 

仕事の見つけ方も書いてある。

どうか、自分らしく生きるために好きなこと、強み、環境を元に自分に合った仕事を見つけて欲しい。  

 

ちなみに私はライターという結果が出た。

どうやってなるんだよ。

 

という訳で、本の紹介でした。

気が向いたら読んでみてくださいな。